渡邊恵太「IoT時代のインタラクションデザイン」
人とモノとネットの関係性を考える
渡邊恵太
JUN. 01 201619:30-21:30
FabCafe MTRL
人とモノとネットの関係性を考える
渡邊恵太
JUN. 01 201619:30-21:30
FabCafe MTRL
モノがインターネットにつながったら何が起るか? いわゆるIoT(Internet of things)を考える上で、インターネット側の仕組みとモノ側の仕組みを考える必要があります。単なる機能を提供するだけでなく、体験を提供する考え方は、デザイン思考やHCD(人間中心設計)からのアプローチでは不可欠であり、人との接点である“モノ”を設計する知識が必要になってきています。
そのような現状から、IoTを前提とした新しい体験の創造をサポートする“モノ”に要件・特性をデザインするための視点を獲得するワークショップを企画しました。
講師は、渡邊恵太さん。情報を中心とした設計の発想手法を解き明かす書籍『融けるデザイン』の著者であり、ユーザインタフェース, インタラクションデザインの研究者として活躍されています。すでに工業デザインの領域では研究が進んでいるテーマに、渡邉さんの提唱するキーワード「自己帰属感」を軸などをヒントに、IoT時代のインタラクションデザインを学んでいきます。
情報技術の発展にともない、ハードウェア、ソフトウェア、そしてインターネットはますます融け合い、それによって新しい世界の姿が現れつつあります。こうした世界においては、これまでのものづくりとは違う、設計のための新たな発想とロジックが必要です。本書は、インターフェイス/インタラクションデザイン研究における気鋭の若手研究者、渡邊恵太氏の初の著書です。これからのものづくりのための最重要キーワード「自己帰属感」を軸に、情報を中心とした設計の発想手法を解き明かします。デザイナーやエンジニア、そしてUXやIoTの本質を掴みたい人に、是非読んでいただきたい一冊です。
▶DAY01
「IoT時代のインタラクションデザイン」
・ググるは易く行うは難し
・IoT時代のインタラクションの設計
・インタラクションセンシングという発想
▶DAY02
「インタフェースデザインからインタラクションデザインへ」
・発表会と考察
・インタラクションコスト
・インタフェースデザインのこれからの発想
インタラクションデザイン研究者。明治大学 総合数理学部 先端メディアサイエンス学科准教授
Cidre Interaction Design 株式会社(代表取締役社長)
JST ERATO 五十嵐デザインインタフェースプロジェクト研究員、東京芸術大学非常勤講師。
1981年生まれ、慶應義塾大学 大学院 政策・メディア研究科 博士号取得。
「 計らなくても済むスプーン」や「 風をデザインする扇風機」など生活の中で手動と自動のあいだの 様々な興味深いインタラクションデザインを発表している。
HP: http://www.persistent.org/
株式会社ロフトワークが運営する学びをシェアするためのプラットフォームです。渋谷・道玄坂を中心に、毎月5〜6回のイベントを開催し、現在約7000人のメンバーが登録しています。扱うテーマは、主に「クリエイティブ」「デザイン」領域。クリエイターや有識者によるトークセッション「EVENT」、プロフェッショナルの知見を共有し、体験しながら学びを得る「WORKSHOP」、アイデアをシェアするWebコンテンツ「IDEAS」の3つのコンテンツを提供しています。https://www.opencu.com/