時間: 9 月 18日 2012年 7pm ~ 8:30pm
場所: 日本デザインセンター POLYLOGUE
番地: 銀座4-9-13 銀座4丁目タワー 13F
市区町村: 東京都中央区
地図: http://www.ndc.co.jp/polylogu…
電話: 03-5459-5123(担当:長者原)
イベント タイプ: デザイン トークセッション
組織担当者: OpenCU
最新アクティビティ:9 月 18日 2012年
Outlook や iCal (.ics) にエクスポート
参加者のリストをエクスポート (.csv)
さらに招待する
21世紀が始まって数カ月後に、スティーブン・ホーキングは聴衆の科学者たちを前に、「来たる世紀は複雑さの世紀になる」と語りました。サイエンスにかぎらずビジネス、プロダクト、デザインなどあらゆる分野でこの「複雑さ」が浸透する現代において、「Simple」であることはますますラディカルな概念になっていると言えるでしょう。では「シンプル」とは果たしてどういうことなのでしょうか? その意味と、シンプルであることの価値を極限まで突き詰めて考え抜いている2人の実践者がいます。
その一人は、言わずと知れたアップル社です。故スティーブ・ジョブズ氏にとっての強迫観念でもあった「シンプル」という哲学を、プロダクトデザインからマーケティング、組織マネジメントまですべてに徹底したことで、株式時価総額で世界一となった最もイノベーティブな企業が生まれたことは、先ごろ刊行された話題の書『Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学』(ケン・シーガル著)にも存分に描かれています。
日本においてこれに匹敵する「シンプル」のThinkerといえば、まっさきに思い浮かぶのが、デザイナー原研哉氏でしょう。たとえば「白の発見」という視点で白のもつ色彩の本質にまで迫り、著書『白』へと結実する深い思索。シンプルであることはノーデザインではなく究極のデザインであることを提示した無印良品のプロダクト。近年、欧米・アジアでも高い評価を受ける氏のデザイン・プロジェクトの根底に垣間見える「和」の「Simple」。そこには単なるモノのデザインにおさまらない、人や物事の根底に流れる「シンプルさ」への深い洞察と実践が見て取れます。
今回はこの原研哉氏の哲学と、アップルのDNAに刻み込まれた「シンプルさ」との化学融合を試みる、待望のトークセッションを企画しました。アップルの哲学を知り尽くし、『Think Simple』の監修・解説も手がけたITジャーナリスト/コンサルタントの林信行氏を迎え、「なぜシンプルであることはラディカルで価値を生むことなのか」「デザインにおけるシンプルと、デザインを超えたシンプル」「デザイン=テクノロジー=ビジネスを貫くシンプルの哲学」について、お二人に語っていただきます。ゲストには、伊藤忠ファッションシステムの川島蓉子氏を迎え、モデレーターの林千晶氏のもと、会場の全員が「シンプル」について思索を深め合うような参加型のイベントにできればと考えています。ぜひ奮ってご参加下さい。
(解説:松島倫明/NHK出版)
*タイトル画像の人物撮影(原研哉氏):筒井義昭
Presentation01:林信行氏
Presentation02:原研哉氏
CrossTalk:
原研哉氏、林信行氏、川島蓉子氏
モデレーター:林千晶
※イベント終了後、懇親会も予定
日時:2012年9月18日(火) 19:00-20:30 (18:30開場)
場所:日本デザインセンター POLYLOGUE
東京都中央区銀座4-9-13 銀座4丁目タワー 13F
http://www.ndc.co.jp/polylogue/
出演:原研哉(デザイナー/日本デザインセンター代表)
林信行(ITジャーナリスト/コンサルタント)
川島蓉子(伊藤忠ファッションシステム)
林千晶(株式会社ロフトワーク)
主催:OpenCU
参加費:1,000円(ワンドリンク付き)
定員:80名
※参加枠を100名まで増やしました(8/17)
参加方法:本ページの右上の「参加する」をクリックください。
※OpenCUのアカウントが必要です。
※スマートフォンからの応募がうまくいかない場合、PCからアクセスしてみてください。
協力:日本デザインセンター、NHK出版
デザイナー。1958年生まれ。「もの」のデザインと同様に「こと」のデザインを重視して活動中。2000年に「RE-DESIGN─日常の21世紀」という展覧会を制作し、何気ない日常の文脈の中にこそ驚くべきデザインの資源があることを提示した。2002年に無印良品のアドバイザリーボードのメンバーとなり、アートディレクションを開始する。長野オリンピックの開・閉会式プログラムや、 2005年愛知万博の公式ポスターを制作するなど日本の文化に深く根ざした仕事も多い。2007年、2009年にはパリ・ミラノ・東京で「TOKYO FIBER─SENSEWARE展」を、2008年から2009年にかけては「JAPAN CAR展」をパリとロンドンの科学博物館で開催するなど、産業の潜在力を展覧会を通して可視化し、広く世界に広げていく仕事に注力している。2011年には北京を皮切りに「DESIGNING DESIN 原研哉2011中国展」を巡回するなど、活動の幅をアジアへと拡大。著書「デザインのデザイン」や「白」はアジア各国語版をはじめ多言語に翻訳されている。日本デザインセンター代表取締役。武蔵野美術大学教授。日本デザインコミッティー理事長。日本グラフィックデザイナー協会副会長。原デザイン研究所
フリーランスITジャーナリスト。「iPhoneショック」(日経BP)の筆者。大学や企業で講演をしたり、製品/技術開発のブレインストーミングに参加することも多く、製品コンサルタントとしての顔も持つ。ジャーナリストとしては、デジタル技術によって変わる人々のライフスタイルやワークスタイルに大きな関心を持つ。ハード、ソフト、ウェブの技術だけでなく、アートやデザイン、コンシューマーやIT系企業の文化についても取材/執筆活動をしている。「Think Simple」では監修を担当。自身のブログは「nobi.com」。
1961年新潟市生まれ。早稲田大学商学部卒業、文化服装学院マーチャンダイジング科修了。1984年、伊藤忠ファッションシステム株式会社入社。ファッションという視点で消費者や市場の動向を分析し、アパレル、化粧品、流通、家電、自動車、インテリアなどの国内外の企業と、ブランド開発・デザイン開発などのプロジェクトを行う。Gマーク審査委員。多摩美術大学非常勤講師。読売新聞、日経MJ、繊研新聞、ブレーンなどに定期的に寄稿。
ロフトワークの共同創業者、代表取締役。2000年創業のロフトワークでは、16,000人が登録するクリエイターネットワークを核に、Webサービス開発、コンテンツ企画、広告など信頼性の高いクリエイティブサービスを提供。学びのコミュニティ「OpenCU」、デジタルものづくりカフェ「FabCafe」などの事業も展開している。またクリエイターとのマスコラボレーションの基盤として、いち早くプロジェクトマネジメント(PMBOK)の知識体系を導入。2008年『Webプロジェクトマネジメント標準』を執筆。米国PMI認定PMP。現在は、米国NPOクリエイティブ・コモンズ 文化担当、MITメディアラボ 所長補佐も務める。
ご返信ありがとうございます。
参加でき嬉しいです、楽しみです!