「We Love Typography Project」のイベント第２回目は、文字デザイナーの渡辺美里さんのワークショップです。渡辺さんは、商品やブランドのタイポグラフィ、企業のCIなどを「手描きで」デザインしています。さらに、インビテーションの宛名、賞状などから一般文書に至る日常仕様のあらゆる文字を提案している、いわば「文字によるおもてなしのプロフェッショナル」。

デジタルツールが発達・浸透し、和文フォントのラインナップも充実化してきたいま、手描きのタイポグラフィはちょっとした贅沢品のようにも見えます。だからこそ、「ここぞ」という大切な場面では手描き文字によるデザインが活きるのです。たとえば、パリ・コレクションの招待状は、各メゾン・ブランドがデザイナーに招待状を手書きさせるのが通例です。

渡辺さんの作品に触れながら、手書きタイポグラフィによるおもてなしの可能性とその活かし方を、座学とワークショップを通じて学びます。ぜひご参加ください。

■イベント概要
日　時：2015年8月26日（水） 19:30-21:30
会　場：loftwork COOOP（渋谷区・道玄坂）
　　　　http://www.loftwork.jp/profile/loftwork_cooop.aspx
参加費：1,500円（ワンドリンク付き）
登壇者：渡辺美里（文字デザイナー）
　　　　濱田真一（株式会社ロフトワーク　クリエイティブDiv. シニアディレクター）

プログラム　[予定]
　- オープニング＆挨拶
　- 座　学：文字デザイナーの仕事部屋
　- ワークショップ：文字のおもてなし・デザインワークショップ
　- 懇親会

■プロフィール

渡辺美里
神奈川県出身、東京都在住。二松学舎大学文学部国文学科卒業。デザイン会社にて企業のロゴ、商品のタイトルデザイン、和文コーポレート書体などのタイポグラフィ制作を担当。ほぼすべての文字デザインをレタリングを中心に手書きで制作。2013年ダイナコムウェアフォントデザインコンテスト 最優秀賞受賞。(2016年リリース予定)
文部科学省検定教科書 書写書道の制作を経て、2014年独立。企業のタイポグラフィや、日常使いの文字デザインなどを制作する一方、日本書字の研究に努めている。

濱田真一
青山学院大学卒業後、雑誌編集を経てデザイナーとしてWeb業界へ。企画提案、サイト設計、コーディング、CMS構築と幅広い業務に携わる。その後ディレクターに転向、ロフトワークに入社。フェスティバル・トーキョー公式サイト、ISETAN PARK net、工学院大学 Webサイトなどのクリエイティブディレクションを手がける。フォントイベントへの登壇やデザインなども行っている。趣味は植物、ポスターのコレクションなど。