近年、ものづくりやサービス開発における価値創出のプロセスは、企業主体からユーザー主体のものへと移り変わってきています。消費者の立場にいたユーザーは、設計者としての役割を担うことも増えてきました。 たとえば、ユーザーと共にアイデアを出し合ったり、ユーザーが既に取り組む活動の支援を通じて、新たな事業へと繋げていくプロセスを多くの企業が実践し始めています。
こうした動きは、時間がかかると思われがちな「都市づくり」にも適用され始めています。 2020年開催のオリンピックにむけ、都市再開発が加速する東京。大規模プロジェクトゆえにマスタープラン主導になりがちな一方、これからの都市づくりは、ボトムアップ型で小さく手早くフィードバックを反映させながらカタチにしていく方法をいかに活用できるかが、重要になってくるのではないでしょうか。
本イベントでは、ボトムアップで都市の新たな魅力を引き出してきた実践者をゲストに招聘。多くの実験が大型都市計画とボトムアップ双方で起こってきている「渋谷」を事例に、これからの都市のあるべき姿と、新たな価値創造の方法に切り込んでいきます。普段より都市開発に関わる方はもちろん、企業の新規事業の立上げや、未知の価値の探索に関わる人にもぜひ参加いただきたい内容です。
馬場正尊
馬場 正尊
西 樹
山口 堪太郎
長谷川賀寿夫
長谷川 賀寿夫
河ノ 剛史
河ノ 剛史
takayuki_imaizumi
今和泉 隆行
嵯峨 生馬
高野公三子
高野 公三子
諏訪光洋
諏訪 光洋
Chiaki Hayashi
林 千晶
Yukako Ishikawa
石川 由佳子
開催概要
セミナータイトル HACK OUR CITY
-Shibuya-
開催日時 2016年12月2日(金)13:00-18:00(受付開始:12:30)
場所 loftwork 3F(東京都渋谷区道玄坂1-22-7 道玄坂ピア 3F)
対象 ・企業の新規事業担当者
・新しい価値創造を目指す都市開発、デベロッパーの担当者
・官公庁、自治体、都市づくりに関わる方
・ボトムアップ型の都市づくりに興味のある学生
参加費 ¥5,000
学生 無料
定員 70名
主催 株式会社ロフトワーク
協力 Shibuya Hack Project、東京急行電鉄株式会社、渋谷道玄坂青年会、シブヤ経済新聞、公共R不動産、株式会社伊藤園
ご注意 ・申込者多数の場合は、抽選となりますので予めご容赦ください。
・広告代理店などの受託業務に携わる方のお申し込みはお断りすることがございますので、予めご了承ください。
・参加者の皆さんのお写真や発表いただく内容は、後日弊社サイトに掲載いたします。
・プログラムは、予告なく変更される場合があります。
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お申し込みを受け付けております。
プログラム
13:00
|
13:30
Prologue「いますぐ、小さく始める。大きな挑戦」
Chiaki Hayashi
株式会社ロフトワーク
代表取締役
林 千晶
13:30
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14:30
第一部【Creativeに溢れる「場」は、どうやって生まれるのか】
13:30
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13:50
Guest Talk
・都市は誰のものなのか
・都市の未来はどこに向かうのか
馬場正尊
株式会社オープン・エー
代表/東北芸術工科大学教授/建築家
馬場 正尊
13:50
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14:30
Panel Discussion
Chiaki Hayashi
株式会社ロフトワーク
代表取締役
林 千晶
馬場正尊
株式会社オープン・エー
代表/東北芸術工科大学教授/建築家
馬場 正尊
14:30
|
14:40
Break
14:40
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17:40
第二部【Case Study:実験都市シブヤ】
14:40
|
15:00
Introduction
・都市の記録者の視点から、シブヤの変遷をみる
・シブヤ定点観測(1980年から現在までの移り変わり)
高野公三子
株式会社パルコ
『ACROSS』編集長
高野 公三子
15:00
|
15:30
「渋谷のラジオ – 地域密着×世界最先端の放送局」
・立ち上げの背景
・「渋谷のラジオ」から生まれてきた価値とは
シブヤ経済新聞
編集長/株式会社花形商品研究所 代表取締役
西 樹
NPO法人サービスグラント
代表理事/渋谷のラジオ チーフプロデューサー
嵯峨 生馬
15:30
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16:00
「Shibuya Hack Project – 既成概念・空間のスキマHackで新たな価値を再発見する」
・Shibuya Hack Projectとは何か
・都市の「スキマ空間」から見えてくる新たな価値の予兆とは
Yukako Ishikawa
株式会社ロフトワーク
クリエイティブディレクター
石川 由佳子
東京急行電鉄株式会社
都市創造本部 開発事業部 事業計画部 兼 渋谷駅前エリアマネジメント協議会
山口 堪太郎
長谷川賀寿夫
渋谷道玄坂青年会
会長 / 長谷川印刷株式会社
長谷川 賀寿夫
河ノ 剛史
ビジュアルデザイナー
河ノ 剛史
16:00
|
16:10
Break
16:10
|
17:40
Workshop – 都市をプロトタイプする「シブヤ妄想地図をつくる」
・地図が語る、都市の文化
・空想の物語・登場人物から、シブヤの地図を塗り替える
takayuki_imaizumi
地理人
今和泉 隆行
河ノ 剛史
ビジュアルデザイナー
河ノ 剛史
17:40
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18:00
Epilogue「Deploy or Die」
諏訪光洋
株式会社ロフトワーク
代表取締役社長
諏訪 光洋
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登壇者
馬場正尊
株式会社オープン・エー
代表/東北芸術工科大学教授/建築家
馬場 正尊
1968年佐賀生まれ。1994年早稲田大学大学院建築学科修了。博報堂、 早稲田大学博士課程、雑誌『A』編集長を経て、2002年Open A Ltd. を設立。 都市の空地を発見するサイト「東京R不動産」を運営。東京のイーストサイド、日本橋や神田の空きビルを時限的にギャラリーにするイベント、CET(Central East Tokyo)のディレクターなども務め、建築設計を基軸にしながら、メディアや不動産などを横断しながら活動している。2015年「公共R不動産」を開始。近作に「佐賀市柳町歴史地区再生プロジェクト」「道頓堀角座」「雨読庵」など。近著に『エリアリノベーション 変化の構造とローカライズ』(学芸出版)『PUBLIC DESIGN 新しい公共空間のつくりかた』(学芸出版)『RePUBLIC 公共空間のリノベーション』(学芸出版)。
シブヤ経済新聞
編集長/株式会社花形商品研究所 代表取締役
西 樹
兵庫県尼崎市生まれ。青山学院大学経済学部卒。PR会社を経て株式会社花形商品研究所を設立。各種企業や新商品・サービスのコミュニケーション戦略の企画・運営を多数手掛ける。2000年4月、広域渋谷圏のビジネス&カルチャーニュースを配信する情報サイト「シブヤ経済新聞」を開設、ヤフーニュースなどにも記事を配信。その後、各地域の運営パートナーと「みんなの経済新聞ネットワーク」を形成。現在は国内外合わせて123エリアで地域ニュースを配信している。JFN18局ネットで放送中の番組「日本カワイイ計画。withみんなの経済新聞」にもコメンテーター役で出演中。
東京急行電鉄株式会社
都市創造本部 開発事業部 事業計画部 兼 渋谷駅前エリアマネジメント協議会
山口 堪太郎
1999年東京急行電鉄㈱入社。2005年から不動産部門にて、事業計画・マーケティング等に従事。2013年、渋谷ヒカリエ、渋谷マークシティのアセットマネジメントを担当し、2015年から現職。渋谷民・クリエイティブコンテンツ産業の力で、渋谷が輝き、それが東京が、日本が、に繋がることを願って、まちのブランディング、エリアマネジメントなどを担当しながら、様々なステークホルダー間、プロジェクト間の横串になるべく、日々渋谷のまちのあちこちに出没中。
長谷川賀寿夫
渋谷道玄坂青年会
会長 / 長谷川印刷株式会社
長谷川 賀寿夫
1972年(昭和47)渋谷・神泉生まれ。立教大学卒業後、大手住宅メーカーの営業として約8年間勤務。30歳を機に退職し、父、兄をサポートするため家業の渋谷で80年続く「長谷川印刷」入社。営業を担当するほか、「プリントショップサン」のマネージャーとして手腕をふるう。2014年12月、道玄坂に活版印刷機が使える工房「Printworks Studio Shibuya」をオープンし、店長として店の運営に携わる。 いっぽうで、40年以上続く道玄坂青年会の現会長として渋谷の街の魅力を維持し、盛上げる活動をする。 渋谷109前で年末カウントダウンが実現できることを目指す。
河ノ 剛史
ビジュアルデザイナー
河ノ 剛史
1984生まれ。千葉大学卒業後、FABRICA、コミュニケーションデザイン研究所、NOSIGNERを経て、独立。 横浜を拠点に活動中。グラフィックデザイン、CG、写真、映像など、ビジュアルコミュニケーションに関するデザイン、アートディレクション全般を行う。最近の仕事は、ファッションブランド MITSUSHI YANAIHARA「FLOATING LIFE展 “浮世に着る服”」のアートディレクション、野田秀樹・作の舞台「3代目、りちゃあど」の宣伝美術、GLOBUS(スイス)のワインパッケージ、VOLOCITEEが運営する 3331α “art_hack_day(); 2016″、Alife(人工生命)Lab.、SONY “LIFE SPACE UX Lab.” へのキービジュアル提供など。 “SHIBUYA HACK PROJECT” では、アートディレクションを担当。
takayuki_imaizumi
地理人
今和泉 隆行
1985年鹿児島市生まれ。その後の多くを東京都日野市で過ごす。通称「地理人」。7歳ごろから、実在しない都市の地図(空想地図)を描く。著書に「みんなの空想地図」(白水社、2013年)。NHKドラマや番組の小道具として架空の地図を制作する他、記事執筆(日経ビジネスオンライン ライター)、情報デザイン、その他ワークショップ企画を行う。(株)ゼンリン アドバイザー。都市や地図に関する話を日常に届ける新たな形を模索中。
NPO法人サービスグラント
代表理事/渋谷のラジオ チーフプロデューサー
嵯峨 生馬
1974年横浜市生まれ。日本総合研究所研究員のかたわら、2001年に渋谷を拠点とする地域通貨「アースデイマネー」を共同で設立。2005年、日本におけるプロボノの草分け的活動「サービスグラント」をスタートし、2009年にNPO法人化、代表理事に就任。プロボノのプラットフォームを提供し、幅広い企業・行政等と連携しながら、NPOや地域団体など非営利セクターの基盤構築を支援。現在3,100名以上のプロボノワーカーが登録し、累計400を超えるプロボノプロジェクトの運営実績がある。また、2016年4月に放送開始した「渋谷のラジオ」に創設メンバーとして参画。著書に『プロボノ ~ 新しい社会貢献、新しい働き方』(勁草書房 2011年)ほか。専修大学大学院経済学研究科客員教授。
高野公三子
株式会社パルコ
『ACROSS』編集長
高野 公三子
パルコのファッション&カルチャーのシンクタンク「ACROSS」の代表。共著に『ファッションは語りはじめた~現代日本のファッション批評』(フィルムアート社)、『ジャパニーズデザイナー』(ダイヤモンド社)他。日本流行色協会トレンドカラー選考委員、文化学園大学大学院非常勤講師。立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科前期博士課程修了。
諏訪光洋
株式会社ロフトワーク
代表取締役社長
諏訪 光洋
1971年米国サンディエゴ生まれ。
慶応大学総合政策学部(SFC)を卒業後、JapanTimes社が設立したFMラジオ局「InterFM」(FMインターウェーブ株式会社)立ち上げに参画。クリエイティブ業務を経た後、同局最初のクリエイティブディレクターへ就任。1997年渡米。School of Visual Arts Digital Arts専攻を経て、NYでデザイナーとして活動。2000年にロフトワークを起業。
Chiaki Hayashi
株式会社ロフトワーク
代表取締役
林 千晶
1971年生、アラブ首長国育ち。2000年にロフトワークを起業。Webデザイン、ビジネスデザイン、コミュニティデザイン、空間デザインなど、ロフトワークが手がけるプロジェクトは年間530件を超える。書籍『シェアをデザインする』『Webプロジェクトマネジメント標準』『グローバル・プロジェクトマネジメント』などを執筆。2015年4月、森林再生とものづくりを通じて地域産業創出を目指す「株式会社飛騨の森でクマは踊る」を設立、代表取締役社長に就任。
Yukako Ishikawa
株式会社ロフトワーク
クリエイティブディレクター
石川 由佳子
上智大学在学中にアートイベントの企画運営や直島でのサマーキャンププロジェクト・TOKYO DESIGN WEEKの運営などに携わる。卒業後、株式会社ベネッセコーポレーションに入社し、マーケティング部門で編集ディレクションやプロモーション企画に携わる。2015年に学生時代インターンをしていたロフトワークに入社。「場」のデザインに関心があり、個人としてTEDxKids@Chiyoda 2015のコミュニティマネージャーを務める。現在は、”大地の芸術祭”の開催地である越後妻有の魅力を発信するtaski projectを立ち上げ活動中。プロジェクトに応じてまわりを口説き落とし、人を巻き込んで素敵なチームを作ることを得意とする。基本的に人間に興味があり、時間があれば人に会いに行く行動派。
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