知識がなくて夢いっぱいにならない。押さえておきたいスマートフォンサイトだからできること
スマートフォンサイトのデザインに関して、使いやすく迷わないことが基本なのはPCサイトと同じである。最近では、UI設計について盛んに議論されているが、スマートフォンだからできる機能でサイトを強化することを、たにぐち氏は薦める。
■スマートフォンだからできる機能の例(PCとの比較)
- 直接電話で予約ができる。
- 地図にリンクすれば、Googleマップに切り替わる。さらにGPSで現在地を取得し、店舗への道順を示せる。
- PCに情報が送れる。
など
さらに、スマートフォン特有といえば、ソーシャルサービスの利用も予想される。1対1のコミュニケーションではなく、ソーシャルメディアで共有したがっているという考え方が、ひとつの大きな側面になってきくる。
■スマートフォンで利用されるソーシャルサービスの例
- Twitterでつぶやきを共有する。
- foursquareで場所を共有する。
- Instagramで写真を共有する。
- SoundTrackingで聴いている音楽を共有する。
など
「スマートフォンの機能をバランス良く採り入れたサイトとしては、 “タウンノート 東京”をよく参照したりします。スマートフォンにできる基本なことを網羅していますので、見ておけばとても勉強になりますね。このようなリファレンスを見つけた上で、自社でどんなスマートフォン対応ができるかを考えるのも1つの手だと思います」

タウンノート 東京のスマートフォンサイト(iPhoneでの表示) クチコミをベースとした、街のレストランやカフェ情報等が充実している情報サイト。 アクセスマップはGoolgeマップに対応し、お店に足を運ぶ際非常に便利である。
このような現状から、スマートフォンサイトは、スマートフォンのどの機能を使うかによって大きく全体像が変わってくる。「ただし、スマートフォンは3ヶ月後のトレンドが全く予測できないと言われています」とたにぐち氏が話す通り、毎日さまざまなアプリや機能が生まれている。自らアンテナを張り、普段から情報収集をしておくことは一助になるだろう。制作中に急なトレンドの変化があっても、素早くキャッチアップすることができるはずだ。
ポイント3 スマートフォンでできることを的確に知り、サイトに適切な機能を備える