openCu

EVENT

Business Approach Compass – Vol.1「壊す」

価値創造の視座を育てる連続講座 by loftwork

長谷川愛,佐々木星児

MAR. 22 20172017年3月22日(水)

Loftwork COOOP ロフトーワーク渋谷10F

0 / 5
2407

終了

スペキュラティブ・デザインがビジネスに与えるインパクトをbioアーティスト長谷川愛さんと体感する2日間

スペキュラティブ・デザインとは?

物事の可能性を“思索”[speculate]するための手段。想像力を駆使して、「厄介な問題」に対する新しい見方を切り開く。従来とは違うあり方について話し合ったり検討したりする場を生み出し、人々が自由自在に想像を巡らせられるよう刺激すること。

 ・「Affirmative」(肯定的)から「Critical」(批評的)へ
 ・「Problem solving」(問題を解決する)から「Problem finding」(問題を発見する)へ
 ・「For how the world is」(今ある世界のため)から「For how the world could be」(実現しうる世界のため)へ
 ・「The “real” real」(”現実的”な現実)から「The “unreal” real」(”非現実的”な現実)へ
 ・「Process」(プロセス)から「Authorship」(根源)へ
出典:『スペキュラティブ・デザイン 問題解決から、問題提起へ。』(2015、ビー・エヌ・エヌ新社)

 
 
新しい発見やアイデアが生まれたとき、それを裏付ける理論がなく、下支えする技術も発展途上のことがあります。しかし、証明できないアイデアにこそ、可能性が潜んでいます。これこそスペキュラティブ・デザインの発想が力を発揮する場面だと言えます。
 
我々は現実に照らし合わせて理想を測るのではなく、理想に照らし合わせて現実を測るべきだ
[Suzan Neiman]
 
「あり得ない」と無意識に捨ててしまわず、「実現性」を置いて考えることで、可能性を広げること。事象や感情に対して、多角的に「なぜか?」「どういうことか?」と自問を繰り返すことで課題を探ってみましょう。
 

ワークショップ概要

ai-hasegawa_portrait-e1452666626235

 

本イベントは、「(不)可能な子供、01:朝子とモリガの場合/Im)possible Baby, Case 01: Asako & Moriga」や「わたしはイルカを生みたい・・・/I Wanna Deliver a Dolphin…」など、数々の作品で世の中に議論を生み続けているBIOアーティストの長谷川愛さんと様々な事例を見ながら、スペキュラティブ・デザインがビジネスや社会にどんな可能性を見出しているか考えるとともに、実際にワークを通して自分の中にある既成概念を壊し、発想のバリエーションを広げることを目的としています。
 

 
新しいテクノロジーが複雑に相互作用しながら発展している今、目先のテクノロジーに溺れないために、根底にある価値観や倫理観を問い直し続けることや議論をすること、発想を柔らかくすることを、本イベントで一緒に実践しませんか?
 

ai-hasegawa-work

長谷川愛さんの代表作(右上から時計回りに):「Shared Baby」「I Wanna Deliver a Dolphin…」「The Extreme Environment Love Hotel, Carboniferous Room」「(Im)possible Baby, Case 01: Asako & Moriga

 

おすすめ

・新規事業、研究開発、商品開発の担当者
・課題解決や新たな価値創出をミッションにしている方
 

今後の予定

bac_solo-logo
 
vol.2 『入る』 – あたりまえを疑うエスノメソドロジー
第1回 2017年4月7日(金)/第2回 4月21日(金)

ゲスト:好井 裕明(社会学者)
ファシリテーター:岩沢 エリ(ロフトワーク)、国広 信哉(ロフトワーク)
 
「あたりまえ」を疑い、調査する対象に入り込むことが、データでは見えない人々のニーズや実態をとらえるためには大切な要素です。長年フィールド調査を通して、事実をつかむことが難しい差別問題に向き合ってきた好井氏の姿勢は、複雑化する市場で価値創出しようとするビジネスパーソンにとっても大きなヒントとなるはずです。
 
vol.3 『語る 』- 伝わる言葉とナラティブ性
2017年6月中2回開催予定(日程調整中)
ゲスト:下司 尚実(劇作家・演出家)
ファシリテーター:石神 夏希(ロフトワーク、劇作家)
 
「伝わる」ためには、事物と自分の距離を把握し、自分の言葉を生み出すことが大切です。誰もがどこか共感するファンタジーの世界を作り出す演出家/劇作家の下司氏とともに、身体を使ったり、視点をずらして言葉を作りながら、相手に伝わるアプローチと姿勢を体験するワークです。

INFORMATION

日 時 :
場 所 :
Loftwork COOOP ロフトーワーク渋谷10F
参加費 :
10,000円

※【5名限定50%off】アンケートに答えていただいた方に割引コードを発行します。

定 員 :
5名
出 演 :
長谷川愛,佐々木星児

Loftwork COOOP ロフトーワーク渋谷10F
東京都渋谷区道玄坂 1-22-7道玄坂ピア10F

SPEAKER / GUEST

長谷川愛

アーティスト、デザイナー。バイオアートやスペキュラティブ・デザイン、デザイン・フィクション等の手法によって、テクノロジーと人がかかわる問題にコンセプトを置いた作品が多い。 IAMAS卒業後渡英。2012年英国Royal College of ArtにてMA修士取得。2014年から2016年秋までMIT Media Labにて研究員、MS修士取得。「(不)可能な子供/(im)possible baby」が第19回文化庁メディア芸術祭アート部門優秀賞。森美術館、アルスエレクトロニカ等、国内外で多数展示。http://aihasegawa.info/

佐々木星児

大学卒業後、アパレルブランドの企画・販売を行うメーカーを経て、デザイン会社にて主にグラフィックデザインのディレクション業務を担当。また、同社が運営する一般社団法人の活動の中で、新しいサービスやプロダクトの開発、イベントや教育プログラムの設計などに携わる。ロフトワークではディレクターとして、企業や製品のWeb・グラフィック・映像などのクリエイティブディレクション、新規事業のコンセプト立案、アイデア発想やUXデザインのワークショップの企画・実施など、様々なプロジェクトに従事
http://www.loftwork.jp/people/staff/seiji_sasaki.aspx

ORGANIZER / SPONSOR

株式会社ロフトワーク

ロフトワークは、オープンコラボレーションを通じて、Web、コンテンツ、コミュニケーション、空間、イベントなどの「デザイン」を手がけるクリエイティブ・エージェンシーです。2.5万人のクリエイターが登録するオンラインコミュニティ「ロフトワークドットコム」、グローバルに展開するデジタルものづくりカフェ「FabCafe」、クリエイティブな学びを加速するプラットフォーム「OpenCU」を運営。世界に広がるクリエイティブ・コミュニティと共創することで、幅広いクリエイティブ・サービスを提供しています。

http://loftwork.com/

※アンケートに答えていただいた方に割引コードを発行します。

UP COMING EVENTS

REPORT / ARTICLE