顧客を巻き込むストーリーマッピング
製品やサービスをエンパワーメントする共感の引き出し方
小山龍介

AUG. 03 201719:30-21:30
loftwork COOOP 10
製品やサービスをエンパワーメントする共感の引き出し方
小山龍介
AUG. 03 201719:30-21:30
loftwork COOOP 10
モノからコトへ。モノのスペックだけでは顧客を満足させるようなユーザー体験を提供することはできず、コトのデザインが求められています。そんな中、品質や機能以上に、それらの持つバックグラウンドや世の中へのインパクトや共感などの、“ストーリー”に注目が集まっています。
ストーリーには、人を巻き込む力があります。古来から、子孫に伝えるべき重要な情報は神話として伝えられてきました。このワークショップでは、そのストーリーを開発や運用に活用する手法を体験できます。その神話のアーキタイプ(原型)をもとに研究されたストーリーの型(ナラティブアーク)を取り入れ、ユーザーが夢中になるようなストーリーを描き出します。
今回のワークショップは、“体験したら忘れられない、つい人に語ってしまう”ような、パワフルなストーリーを紡ぎ出す手法を学ぶことができます。さらにそれを作成した上で、プレゼン、商品開発、ビジョン策定などへの活用方法などをお伝えします。
なお、本取り組みの着想となっているのは以下の2つの書籍。それらの書籍の冒頭でストーリーの持つ力やその活用方法が詳しく紹介されています。またワークの実施方法も掲載されており、実践のための書籍となっています。
それを受け、OpenCUを運営するデザインカンパニー・ロフトワークのクリエイティブ・ディレクターチームと、『ビジネスモデル・ジェネレーション』の翻訳者であり、さまざまなビジネス手法を提供するブルームコンセプトの小山龍介さんとストーリーマッピングを実案件に活用するためのワークを設計しました。小山さんは、文化庁の日本遺産プロジェクトにも関わり、地域の文化遺産をストーリーで紡ぐ仕事にも取り組まれています。
このワークを通して、ストーリーの持つ効果と、それをプロジェクトに導入するポイントなどを実践とともに学んでいきます。
DAY01
講義:ストーリーが強力な理由、ストリーマッピングが必要な理由
・自己紹介をストーリーマッピングする
講義:3つのストーリーの活用方法
・カスタマージャーニーマップにより現状のユーザー体験を共有する
講義:ストーリーの構造とナラティブアークの効果
・ストーリーマッピングを元に新たな要素を加え施策化
・ユーザー体験にナラティブアークを設定し、新しいユーセージストーリーを描き出す
・新しいストーリーがもたらすユーザー体験を具体的にデザインする
・ストーリーを測定するスマイルテスト
DAY02
・製品の見せ方や伝わり方をコンセプトストーリー化する
・顧客を獲得するまでのオリジンストーリーを設計する
・施策を元にプロジェクトデザインを行う(設計/制作/コミュニケーション/運用など)
・効果的にプレゼンするためのエレベーターピッチをストーリーマッピングする
・チーム発表
・製品/サービスの設計者
・ジャーニーマップや共感マップをもとに新しい価値を生み出したい人
・製品やサービスを広報する戦略を設計したい人
・ストーリーを提案に盛り込みたいプロデューサー
loftwork COOOP 10
東京都渋谷区道玄坂1-22-7 10F
株式会社ブルームコンセプト 代表取締役/名古屋商科大学ビジネススクール准教授/一般社団法人ビジネスモデルイノベーション協会 代表理事
株式会社ロフトワークが運営する学びをシェアするためのプラットフォームです。渋谷・道玄坂を中心に、毎月5〜6回のイベントを開催し、現在約7000人のメンバーが登録しています。扱うテーマは、主に「クリエイティブ」「デザイン」領域。クリエイターや有識者によるトークセッション「EVENT」、プロフェッショナルの知見を共有し、体験しながら学びを得る「WORKSHOP」、アイデアをシェアするWebコンテンツ「IDEAS」の3つのコンテンツを提供しています。https://www.opencu.com/
顧客を巻き込むストーリーマッピング2017.08.03