“SUBJECTIVE MAP ” 地図ワークショップ
街を歩き主観的な地図を作るアーバニズムプロジェクト
地理人(今和泉 隆行),杉田真理子

NOV. 26 201712:30-16:00
100BANCH 3F LOFT(渋谷新南口)
街を歩き主観的な地図を作るアーバニズムプロジェクト
地理人(今和泉 隆行),杉田真理子
NOV. 26 201712:30-16:00
100BANCH 3F LOFT(渋谷新南口)
私達が普段毎日のように使用するGoogleマップ、ガイドブックなどの観光地図。目的地に向かうため、移動するのに合理的なルートを提示してくれる便利な地図たち。もはやスマフォを片手に便利に編集された膨大な情報を持ち歩くこともできます。
しかし
普段感じる何気ない経験、記憶、五感で感じたことが掲載されている地図があったら?
本プロジェクト“SUBJECTIVE MAP(主観的な地図)”は普段のなんでもない日常の断片を地図に書きおとすことで、都市の人間らしい模様が浮かび上がらせます。こうした人間らしい「主観的な」地図を集まってで作ってみるプロジェクトです。
初回は、空想地図でおなじみ地理人こと、今和泉隆行さんをアドバイザーに迎え、地図づくりにまつわるインプットをいただきます。また、集まった情報のまとめについて好評や監修も行う予定です。
《column》本ワークショップの着想は?
アーティスト/マップメイカーであるNancy S.Chandler(1938-2015)が自身の書き溜めていたカラフルな手作り地図(現在サイトからダウンロード購入可能)「<Nancy Chandler’s Map>」の“くすりと笑える地図”とアーバニズム的な観点での街の息遣いを個人の視点で表現する行為を結び付けたものです。
紙すきのように、街に息づく普通のこと(繊維)をすくい出し、重ねて、都市(紙)の新しい様子を浮かび上がらせます。自分が好きな普段の「まちの姿」を共有し、「まち」の使い方を発展させ合うフィールドワーク&手書き地図づくりです。持ち寄った情報はメンバーの間でシェアされます。後日、それらを編集&デザインすることで1枚の地図へと完成。最後、データやパンフレットとして再配布されます。
SUBJECTIVE MAPづくりの提言
2020年へ向けた再開発で発展めざましい渋谷駅の新南口エリア。東急電鉄による「渋谷ストリーム」「渋谷川再生」など着々と工事が進んでいくなか、その周辺の街にも目を向けて地図を完成させていきます。なお、初回の試みであるため参加メンバーと発見の共有や地図完成に向けての自由な意見交換も行います。そして、これを第一回目としてさまざまな地域へと広がっていくためのフォーマットを設計してゆきます。
《2017/11/26タイムテーブル》
モデレーター:杉田真理子(株式会社ロフトワーク/LAYOUT-Unitプロデューサー)
12:00 オープン (開場・受付)
12:30-16:00
・イントロダクション/主旨説明
・インスプレーショントーク by 地理人(今和泉 隆行)
・ワーク① 探したい・深めたいポイント探し&シェア
・ワーク② フィールドワーク
・ラップアップ 《目的:経験からの発見》
・各自のまとめを発表
16:00 終了
16:30 懇親会
・街の新たな面を発見したい人
・街歩きを何らかのアウトプットにしてみたい人
・地図がスキ!/作ってみたい!人(手法・アイデアetc..)
・対象となったエリアを愛して共感してほしい人
100BANCH 3F LOFT(渋谷新南口)
東京都渋谷区渋谷3-27-1 2F
7歳の頃から空想地図(実在しない都市の地図)を描く。2009年に埼玉大学経済学部(住民協働のまちづくり)卒業。大学生時代に47都道府県300都市を回って全国の土地勘をつける。その後IT企業勤務を経て、2015年に株式会社地理人研究所を設立。都市や地図に関する情報を、多様な人につかみやすい形で提供すべく、情報デザイン、記事執筆、社員研修、地図会社アドバイザー、テレビ番組やゲームの地理監修・地図制作に携わる傍ら、現在も空想地図を描き続けている。主な著書に「みんなの空想地図」(2013年)。http://www.chirijin.com/
ロフトワークLAYOUT-Unitプロデューサー 東日本大震災での故郷の被災を受け、都市計画やエリアマネジメントを学ぶべくブリュッセル自由大学大学院に進学。ブリュッセル、ウィーン、コペンハーゲン、マドリードの4拠点を移動しながら、Urban Studies(エリアブランディング、都市人口学、まちづくりの計画理論など)を学ぶ。欧州では計30都市、120団体以上を訪れ、ワークショップやインタビューを重ねたのち、2016年帰国、ロフトワーク入社。参加型街づくりの仕組みづくりやその情報発信を得意とし、日本の都市づくりへ貢献すべく日々奮闘中。趣味は多言語学習と地図づくり。
「“空間”と“エクスペリエンス設計”の実験サイト|LAYOUT.net」は、株式会社ロフトワークが運営する、Webメディアです。空間の在り方、そこで行われるアクションなどのUX(ユーザー・エクスペリエンス)について、実践者へのインタビュー、イベントを行い、記事として紹介しています。2014年7月始動。
“SUBJECTIVE MAP ” 地図ワークショップ2017.11.26