UXデザインの基礎は、ユーザーから得られた情報を、ていねいに、ひとつひとつ取りあげて、心理の全体像を理解することです。しかし「ていねいに、ひとつひとつ取りあげる」というプロセスが、具体的に何をすればよいか、わかりやすく語られる機会は、多くはありません。
2014年1月30日に出版された書籍「メンタルモデル 」は、UXデザインのこの基礎について、1冊をつうじてステップ・バイ・ステップで、ていねいに解説した書籍です。このたび、書籍「メンタルモデル」の出版を記念して、書籍をより深く理解するための、翻訳者陣によるワークショップを、全2回で開催いたします。
主催は、書籍『メンタルモデル 』邦訳チーム(羽山祥樹、酒井洋平、吉岡典子)です。まずは広く認知していただくことを目的に包括的な内容でカリキュラムを設計しました。ぜひ、ご参加ください。
◎カリキュラム
講師:酒井洋平、澤村正樹、重村将之、羽山祥樹、吉岡典子、脇阪善則
第1回:ユーザー心理をしっかりと理解する
4月15日(火)19:30-21:30@ loftwork Lab 10F(渋谷区・道玄坂)
「メンタルモデル・ダイアグラム」の中心部分にふれます。発話録(ユーザーにインタビューした内容を書き起したもの)をもとに、ユーザーの心理をひとつひとつ取り出して理解していきます。
参考:書籍「メンタルモデル」の8章〜10章を中心とした内容です。
○「メンタルモデル・ダイアグラム」ってなに?
○ ワークショップ1 発話録からタスクを抽出する
○ ワークショップ2 タスクをグループ化してメンタルスペースをつくる
○ まとめ
○ 第2回に向けて(メンタルモデル・ダイアグラムからコンテンツを考える)
第2回:ユーザー心理からウェブサイトを設計する
4月22日(火)19:30-21:30 @ loftwork Lab 10F(渋谷区・道玄坂)
「メンタルモデル・ダイアグラム」から、実際の製品やサービスにおとしていく手順を体験します。本ワークショップでは、ウェブサイトを例にとります。第1回で理解したユーザー心理から、あるべきウェブサイトの姿を見いだします。
参考:書籍「メンタルモデル」の12章〜13章を中心とした内容です。
○ 第1回の結果共有(メンタルモデル・ダイアグラムを使って説明してみよう)
○ ワークショップ1 ダイアグラムに既存のコンテンツを並べ、改善ポイントを見つける
○ ワークショップ2 完成したダイアグラムから、あるべきウェブサイトの姿を導く
○ まとめ
◎こんな人にオススメ
・UXにちょっと興味があって、具体的な進めかたを知りたい。(プロデューサー、ディレクター)
・仕事でUXをすることになり、どうすればいいか知りたい。(UXデザイナー)
・UXデザインを体系的に理解したい。(デザイナー、ウェブ制作者)
・そのほか、UXに興味がある方。
◎参加申込み
参加費:全2回 4000円
Step1)以下のワークショップメルマガにご登録ください。事前や期間中の連絡・情報共有に使用します。
http://opencu.com/group/mental-models-ws
Step2)以下のオンラインチケットをご購入ください(Peatix)
◎書籍の紹介
書籍「メンタルモデル 〜ユーザーへの共感から生まれるUXデザイン戦略」
本書「メンタルモデル」は、海外のUXデザイナーのあいだで、定番ともいえる、評価の高い書籍です。ユーザー調査の進め方から、たくさんの定性情報の分析、そこから得られたインサイトをUXデザインに落としこむまでの方法論を、ていねいに解説しています。日本語版は2014年1月30日発売、Amazonのベストセラーランキングで「Web開発」で、約1週間『1位』をキープ、「コンピュータ・IT」総合では『トップ10入り』するなど、好評をいただいてます。